製品事例

こちらは二輪やドローン、セニアカーなどの輸送機器に用いられる充電器用のケースです。アルミを材質にダイカスト加工にて製作したものとなります。こちらの製作背景としては、現行生産メーカーにおいて、生産キャパオーバーを起こしており移管要望があると相談を受けたことに端を発します。
その中での課題として、800t成形機を保有しているダイカストメーカーが少ないことがまず挙げられました。そのため当社が提携している100社以上の協力会社の中から対応できるメーカーを選定して対応することとなりました。
また加工自体の課題として、フィンが深くかつ斜めの形状であるため流動性が悪く、サイクルも長くなってしまう分、製品コストが上がってしまうことが挙げられました。そこでフィン形状をまっすぐにすればコスト低減可能であることを当社よりご提案の上、実際にコストダウンを実現させております。
なおこちらのイラストの通り、こちらの製品は黒塗装を施しており、湯せん洗浄や化成処理も併せて行っております。このようにダイカスト加工だけでなく、そのあとの後処理も当社1社が窓口となり対応することで、加工先の管理工数とコストを削減いたします。