ダイカストにおけるふくれとは、ガスや空気が巻きこまれ、製品表面の一部が盛り上がってしまった凸部のことです。こちらの記事では、そのふくれの原因と対策をご紹介いたします。
ダイカストのふくれの原因
ふくれの原因は、圧縮されたガスや空気の膨張です。ダイカストは、金型に溶融金属を流し込んでその後、冷却されます。この時の温度差により、成形の際に巻き込まれたガスや空気が金属内部で膨張することで、ふくれが発生します。
ダイカストのふくれの対策
ふくれの対策には、冷却時間や冷却温度を調整し温度差を小さくする事が必要です。成形の際に発生するガスや空気の巻き込みを減らすための金型設計やガスベント設置なども重要な対策となります。
ダイカストの製品事例
培養冷蔵庫のハンドル
こちらは、亜鉛ダイカストで製作したカメラ用のケースです。
ダイカスト後に艶消し塗装を施しております。また、年間ロット数が200個と比較的小ロットな部品です。
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今回は、ダイカストにおけるふくれの原因と対策についてご紹介いたしました。
当社では、ふくれを始めとした様々なダイカストにおける不良に対しての知見を基にあらゆる対策を行っています。
また、VA・VE提案や工法転換提案など、様々な提案を行っており、試作・設計段階からのご相談を数多くいただいております。
ダイカストに関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
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