パソコンなどの電子機器を使用時に発生する熱を逃がす部品として「ヒートシンク」が様々な製品で採用されています。こちらの記事では、そのヒートシンクの製作事例をご紹介いたします。
ヒートシンクとは
ヒートシンクとは、熱を吸収し空気中に放熱することで冷却する部品のことです。
熱伝導性に優れた銅や、アルミがヒートシンクの材料として主に使用されています。銅は熱伝導率が非常に高いですが、アルミニウムの方が安価で軽量という特徴があります。
*銅、アルミ、鉄の熱伝導率
・銅:0.94[W/m・℃]
・アルミ:0.53[W/m・℃]
・鉄:0.18[W/m・℃]
ヒートシンクで放熱できる仕組み
熱源に取り付けられたヒートシンクは、熱伝導によって熱がヒートシンクに伝わり、ヒートシンクから空気中に放熱され、結果として熱源の温度が下がります。
空気に触れるヒートシンクの面積が広いほど放熱効果が期待できるため、サイズの大きいものの方が高性能になります。また同じサイズでも、フィンを設けることで、できるだけ表面積を広くし、放熱効果を高めたり、またファンと組み合わせることで、冷却能力を向上させることができます。
ヒートシンクの製作事例
続いて、ダイカスト加工センター.comのヒートシンクの製品事例をご紹介いたします。
産業用ロボット向けヒートシンク
こちらは、産業用ロボットで使用されるヒートシンクです。
材料メーカー様が開発されたヒートシンク用のアルミ材(開発合金)を使用した製品で、アルミダイカストでありながらアルミ鋳物並みの放熱性を実現した事例でございます。
また鋳造及びマシニング加工後の処理としては、三価クロメート処理と粉体塗装を協力メーカー様に実施いただき、当社にて出荷検査をして納品いたしました。
ヒートシンクの製作なら、ダイカスト加工センター .comにお任せください!
今回はダイカストのヒートシンク製作事例についてご紹介いたしました。
ダイカスト加工センター .comでは、ダイカストにてヒートシンクの製作を行っています。試作から量産までワンストップ対応が可能です。
ヒートシンクの製作に関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!