ダイカスト金型は非常に高価ですが、金型の観点から、ダイカスト品の費用を抑えるポイントがあります。こちらの記事では、そのポイントについてご紹介いたします。
ダイカスト金型の費用
ダイカスト金型の費用は、製品の形状が複雑になるにつれて、金額が高額になる傾向があります。
製品にアンダーカットとなる箇所や、製品の内部に中空部がある場合、スライドコアと呼ばれる鋳型を使って形成する必要があります。主型の中にはめ込むため、主型加工費が増加します。
スライドコアを使用することで多方向からの形状を形成することができるようになり、金型費用は高くなってしまいますが、2次加工をせずに複雑形状が得られるため、製品単価は安価となる場合があります。
ダイカスト品のコストダウンのポイント
ダイカスト品の費用を抑えるポイントの1つに、ダイカスト金型の寿命を長くするという方法があります。ダイカスト金型に極端なエッジ部があると応力集中により早期クラック・割れの原因となるため、応力緩和や肉厚確保をすることで金型寿命が向上でき、結果として全体的にコストダウンに繋がります。
ダイカストの製品事例
テーブルの脚部品
こちらは会議室テーブルの脚部品です。
ダイカスト後、二次加工として、機械加工による穴あけ、外観意匠性を高めるための鏡面磨きをしています。また、お客様の商品バリエーションとして、鏡面磨き以外に黒、白、シルバーに塗装を行ったタイプもあります。
ダイカストのことなら、ダイカスト加工センターにお任せください!
当社では、ダイカストの金型設計・製作から切削加工、その後の表面処理まで一貫対応しています。
国内外の自動車部品や住宅設備メーカー様向けに、ダイカスト品を納入してきた実績を基に、最適な材料選定や、ダイカストへの工法転換など様々な提案を行っております。アルミのみならず、亜鉛とマグネシウムのダイカストにも対応可能です。
ダイカストに関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!