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ダイカスト加工の基礎知識・技術コラム

亜鉛ダイカストにおける防錆対策

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亜鉛ダイカスト品は、錆びやすいと言われています。こちらの記事では、その理由と防錆対策についてご紹介いたします。

亜鉛ダイカストが錆びやすい理由

亜鉛ダイカストが錆びやすい主な理由は、亜鉛が水に弱いことです。錆の原因であるイオン化傾向という性質が亜鉛は高いため、酸に対して不安定かつ水に溶けやすくなります。そのため、水に晒される環境や湿度が高い環境では、どうしても錆びてしまいます。亜鉛ダイカストも同様に水に弱いため、錆びやすくなります。

亜鉛ダイカストの錆を防ぐ方法

亜鉛ダイカストで錆を発生させない方法を2つご紹介します。

1:表面処理を行う

1つ目は、表面処理を行うことです。亜鉛は錆びやすい金属であり、亜鉛ダイカストは表面処理を行いやすい性質を持ち合わせています。表面処理を欠かさなければ、亜鉛ダイカストの錆びやすさをカバーすることが可能です。

2:風通しのよい場所に置く

2つ目は、風通しのよい場所に置くことです。錆びやすい亜鉛にとって、湿気は大敵です。風通しのよい場所で管理し、錆びにくい環境を整えることで錆の発生を予防できます。錆を拭き取ったり、補修塗装をしたりした後は、風通しのよい場所で管理することが重要です。

亜鉛ダイカストの製品事例

コイン投入口

コイン投入口 亜鉛ダイカスト加工

こちらは、コイン投入口として使用されるものです。材質には亜鉛を採用しています。

ダイカスト後、黒色塗装を行っております。亜鉛ダイカスト品は、このような黒色塗装のみならず腐食防止などのために適用できる表面処理の種類が豊富にあります。そのため、今回の事例のような外観部品であったり装飾品に採用されるケースがよく見られます。

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亜鉛ダイカストのことなら、ダイカスト加工センターにお任せください!

今回は、亜鉛ダイカストにおける防錆対策についてご紹介いたしました。

当社では、亜鉛ダイカストの金型設計・製作から切削加工、その後の表面処理まで一貫対応しています。国内外の自動車部品や住宅設備メーカー様向けに、亜鉛ダイカスト品を納入してきた実績を基に、最適な材料選定や、ダイカストへの工法転換など様々な提案を行っております。また、亜鉛のみならず、アルミとマグネシウムのダイカストにも対応可能です。

ダイカストに関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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