ダイカスト製品の歩留まりの向上においてジェットクールが注目されています。こちらの記事では、そのジェットクールについてご紹介いたします。
ダイカスト金型で中子を使用する際の困りごと
中子とは、鋳物の内部に中空部を作るための鋳型のことですが、ダイカスト金型で中子を使用する際には、
・過熱による焼き付きが生じやすい
・中子から発生したガスの抜け場が不十分な場合、ガス欠陥が生じやすい
といったお困りごとがあります。
ジェットクールで、歩留まりが向上する4つの理由
ジェットクールとは、中子を内部から冷却できる冷却装置です。高速・高圧水流を中子に噴射することで、中子の温度を下げることができ、
・中子ピンの焼き付きを防ぐことができる
・中子ピン周りの圧漏れ対策になる
・中子ピン周りの鋳巣の発生を抑制することができる
・中子ピンを磨くためのメンテナンス時間を削減することができる
といった効果が期待できます。
ダイカストの製品事例
ハイブリッド車用DCコネクタ
こちらは「ハイブリット車用のDCコネクタ」です。
EV車のDCコネクタで使用されるため、本製品は防水仕様でなければいけません。そのため、全数エアリーク検査を実施しています。
ダイカストのことなら、ダイカスト加工センターにお任せください!
こちらの記事では、ダイカストのジェットクールについてご紹介いたしました。
ダイカスト加工センターを運営する株式会社アトライズヨドガワでは、国内外の自動車部品や住宅設備メーカー様向けに、ダイカスト品を納入してきた実績を基に、最適な材料選定や、ダイカストへの工法転換など様々な提案を行っております。アルミのみならず、亜鉛とマグネシウムのダイカストにも対応可能です。
ダイカストに関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!