ダイカストにおけるアンダーカットとは、成形品を金型から取り出すとき、そのままの状態では離型できない凸形状や凹形状のことをいいます。
こちらの記事では、そのアンダーカットの概要を紹介いたします。
アンダーカットとは
アンダーカットとは、金型の開閉動作や押出する際、成形品を離型できない要因となっている部分のことです。また、その金型内で固まった成形品を取り出す処理のことをアンダーカット処理といいます。
複雑な形状の製品を求められるダイカストは、どの様にして離型を行うかという、アンダーカット処理技術が大変重要になります。
また、アンダーカットを発生させない金型設計も重要で、型分割面の角度を変更する等の設計を行い、製品内側に生じたアンダーカットを回避するといった対応も必要となります。
ダイカストの製品事例
家電製品部品
こちらは家電製品の中の機構部品として使用される亜鉛ダイカスト品です。
亜鉛ダイカスト加工品は、複雑な形状でも高い寸法精度を実現できます。また亜鉛自体がアルミに比べて比重が大きく剛性の高いので、強度を高く保ったまま薄肉化を行うことが可能です。
そのため、本事例のような機構部品のみならず、外観部品としても幅広く用いられております。
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今回は、ダイカストにおけるアンダーカットの概要についてご紹介いたしました。
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