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ダイカスト加工の基礎知識・技術コラム

ダイカストのコールドシャットの原因と対策

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ダイカストにおけるコールドシャットとは、溶融金属が金型に流される際に、金型の中を順調に満たすことができず、金属の合流地点に酸化膜が生じることで継ぎ目ができてしまう状態です。湯境とも呼ばれます。こちらの記事では、そのコールドシャットの原因と対策を紹介いたします。

ダイカストのコールドシャットの原因

コールドシャットの原因は、金型の温度が低い、もしくは金属注入の圧力が低い、もしくはその両方が考えられます。溶融金属が金型細部にまで充填される前に凝固し始めてしまい、溶融金属が合流する箇所でコールドシャットが発生します。

ダイカストのコールドシャットの対策

コールドシャットを防ぐためには、様々な発生原因を考慮し、各管理項目を適正化することが重要です。
例えば、
・溶融金属が金型全体に充填される前に凝固し始めることが原因のため、金型および溶融金属の温度を上昇させる
・溶融金属の流れを改善するため、金型の金属流入口に拡大部分を付けたり、
角度を変更する
・プランジャーの速度を上げ、金属注入の圧力と速度を上昇させる
等があります。

ダイカストの製品事例

バイブリッド車用メスアウターケース

こちらは、ハイブリット車の充電を行う際に用いられるコネクタに付随するレバーです。

アルミダイカスト部品を40トンの竪型射出成形機で樹脂にインサート成形することで製作しています。また、ショットブラストと半光沢のニッケルクロムメッキを施しております。

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今回は、ダイカストにおけるコールドシャットの原因と対策についてご紹介いたしました。

当社では、コールドシャットを始めとした様々なダイカストにおける不良に対しての知見を基にあらゆる対策を行っています。

また、VA・VE提案や工法転換提案など、様々な提案を行っており、試作・設計段階からのご相談を数多くいただいております。

ダイカストに関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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