ダイカストは、金型で連続的に製造することができるため、大量生産に適した鋳造方式ですが、当然のことながらそのショット数には限界があります。こちらの記事では、そのダイカスト金型の寿命についてお伝えいたします。
ダイカスト金型の寿命
ダイカスト金型の寿命は、使用する材質や求められる精度、メンテナンス状況などにより変化しますが、亜鉛合金とアルミ合金で比較すると、亜鉛合金の方が溶解温度が低いため、より多くの製品を製造することができます。
目安としては、アルミ合金が数千から10万ショット、亜鉛合金が数十万から100万ショット程度です。
ダイカスト金型の寿命により発生する鋳造欠陥
ダイカスト金型が寿命に近づくことにより、「ヒートクラック」と呼ばれる金型の表面にできる亀甲状の比較的微細なクラックや、ヒートクラックが進むことで金型全体に大きな割れを起こす「型割れ・型モゲ」と呼ばれる鋳造欠陥が発生することがあります。
ダイカストの製品事例
サーボモーター用ブラケット
こちらはサーボモータ用のブラケット品です。
協力メーカー様と共に、鋳造から三価クロメート処理、加工までを一貫生産いたしました。
150,000個と大量生産のご依頼でしたが、鋳造の際に4個取り金型を導入することによってコストダウンと短期間大量生産を実現いたしました。
ダイカストのことなら、ダイカスト加工センター .comにお任せください!
今回は、ダイカスト金型の寿命についてご紹介いたしました。
当社では、ダイカストの金型設計・製作から機械加工、表面処理まで一貫対応しています。国内外の自動車部品や住宅設備メーカー様向けに、ダイカスト品を納入してきた実績を基に、最適な材料選定や、ダイカストへの工法転換など様々な提案を行っております。また、アルミのみならず、亜鉛とマグネシウムのダイカストにも対応可能です。
ダイカストに関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!