PFダイカスト法は、ダイカストの代表的な欠陥である鋳巣の発生を抑えることができる工法です。こちらの記事では、PFダイカスト法の特徴と実際の製品事例についてご紹介いたします。
ダイカストにおける鋳巣
鋳巣は、鋳造・ダイカスト品の内部にできる空洞のことで、鋳物の代表的な欠陥です。エアーリークやオイルリークに繋がり、不良品になってしまうため、鋳巣の原因を見極めた対策を講じる必要があります。
PFダイカスト法とは
PFダイカスト法(無孔性ダイカスト法)は、空気やガスの巻き込みによる鋳巣の発生をおさえることができるダイカストの工法です。
溶湯を射出する前にキャビティ内の空気を酸素に置換し、高速で射出されたアルミ合金と酸素を反応させることで、気孔の少ない緻密なダイカストを得ることができます。
PFダイカスト法の製品事例
ハイブリッド車用エクステンションコネクタ
こちらはハイブリット車で活用される「ハーネス用のエクステンションコネクタ」です。2005年から量産開始、何度か設計変更しながら現在も適宜設計・開発を進めています。
樹脂ハウジングを2種類、バスバー、ゴムリング、ボルトをアルミダイカストに組み合わせ(ASSY)しています。
PFダイカスト法のことなら、ダイカスト加工センター .comにお任せください!
今回は、PFダイカスト法についてご紹介いたしました。
当社は、通常のダイカストはもちろん、PFダイカスト法にも対応可能です。
ダイカストに関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!